睡眠はストレスが多い現代人にとって癒しのひと時。
しかし、いびきをかくことで本来は得られるはずのしっかりとした睡眠が妨げられているのをご存知ですか?
また、家族がよくいびきをかいていて、眠れないということもあるかもしれませんね。
本人は気持ちよさそうに眠っているものですが。
できることなら治したいいびきですが、いびきには「口いびき」と「鼻いびき」の2種類があります。
では今回は鼻いびきの原因などについて詳しく見ていきましょう。
口いびきの原因についてはこちら。
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口いびきの原因とは?睡眠中の口呼吸の仕組みを知って対策しよう!
人間には欠かせない睡眠。 心地よく睡眠をとれれば問題ないのですが、中にはいびきに悩まされているという人もいるでしょう。 ただ、いびきと一言で言っても、実は2種類に分かれます。 それは口いびきと ...
・鼻いびきの原因とは?
まず、鼻いびきはどのような原因で起きるのでしょうか。
主に原因となるのは鼻づまりです。
鼻づまりになった場合、鼻腔が狭くなるので空気が通りにくくなり、それによって音が発生します。
これがいびきの音の原因となるのです。
全く呼吸ができないわけでなく、少し呼吸がしにくいと感じる程度の鼻づまりになったことがあるという人は多いかと思います。
それを想像してもらうとわかりやすいですね。
鼻いびきの大きな原因は鼻づまりですが、鼻づまりにも原因があります。
まず考えられるのは、鼻の疾患です。
例えば、花粉症などのアレルギー性の鼻炎を持っている人は、鼻腔の奥が腫れあがることで鼻づまりになりやすいですよね。
また、細菌が原因となる副鼻腔炎などの病気によっても鼻詰まりを起こすことがあります。
さらに、鼻中隔湾曲症が原因である場合もあります。
鼻中隔湾曲症とは聞きなれない病気ですね。
鼻は左右に穴があります。
もちろん、鼻の内部も左右で分かれて、この内部を左右に分けているのが鼻中隔です。
鼻中隔湾曲症は、その名の通り鼻中隔が曲がってしまう症状のことです。
この症状により左右の鼻腔がアンバランスになり、片方の鼻が詰まりやすいということになります。
同じ鼻づまりでも原因は異なり、それによって対処方法も変わってくるので注意が必要です。
・鼻呼吸の仕組みメカニズム
冒頭でも書きましたが、鼻いびきは鼻呼吸をする人がなりやすいものです。
では、鼻呼吸はどのようにして起きるのでしょうか。
といっても仕組みなどというものではなく、鼻呼吸は自然なことです。
人間などの地上で生活する動物は呼吸をすることで生きています。
呼吸は鼻で行われ、口は食べ物を食べるために使われる器官でした。
ところが、人間は進化を経て言葉をしゃべるようになり、言葉を発声する際には口で呼吸をしなければいけない場面も出てきます。
そのため、言葉が発達するとともに人間の口呼吸も発達していき、口も呼吸手段の一つになりました。
つまり、鼻で呼吸をすることはどの動物にも共通している、いわば普通のこと。
逆に口呼吸は特殊な例なのです。
・鼻いびきを治す改善方法
鼻いびきは鼻づまりが原因で起きることが分かりました。
つまり、鼻いびきを治すには鼻詰まりを改善する必要があります。
アレルギー性の鼻炎の場合は、病院で処方してもらった薬を飲むなどして治しましょう。
アレルギー性ではないけどよく鼻づまりを起こす方には鼻腔を拡張するテープを使用するのがオススメです。
バネのような強い力を持つテープを鼻に貼ることで、鼻腔を広げることができます。
また、テープは外部から貼るのに対して鼻の穴にいれて鼻腔を拡張するものもあります。
鼻腔拡張テープは違和感無く装着できますが就寝中に剥がれてしまうことがあり、反対に鼻の穴に入れるタイプは外れにくいですが装着中にやや違和感が残ります。
これは好みが分かれるので、好きな方を選びましょう。
さらに、鼻いびきの改善方法として手術も挙げられます。
これはレーザーなどを使って、空気の通り道を広くして呼吸しやすくするというもの。
「いびきで手術?」と思われるかもしれませんが、意外と受けている人は多いようです。
改善方法は様々ありますが、鼻炎が原因ではない鼻づまりの場合は、まずは鼻腔拡張テープなどから試してみると良いでしょう。