家族からいびきがうるさくて寝れない!と注意されたことはありませんか?
実はそのいびき、危険な病気のサインかもしれませんよ?
特に肥満の方はその恐れがあるので、早急にダイエットをお勧めします。
今回は糖質制限ダイエットというものをご紹介しつつ、いびきのリスクについて解説していきます。
いびきと肥満の関係
そもそもいびきはどのようなメカニズムによって引き起こされるのでしょうか?
実は痩せている人でも太っている人でもいびきのメカニズム自体は全く同じなのです。
いびきは主に、空気の通り道である『上気道』と呼ばれる箇所が何らかの原因で狭くなり、そうして狭くなったところを呼吸の際に空気が無理やり通ろうとするために空気抵抗が発生し、その際に粘膜が振動して音が出てしまう、というものです。
これは楽器とほとんど同じ仕組みです。
いびきには肥満だけでなく、枕の高さや寝る姿勢といった様々な要因も関係してくるので一概に肥満だからという理由だけで起きているわけではありません。
ですが、肥満が原因で起きている場合には重大な病気のサインである恐れがあります。
その病気とは『睡眠時無呼吸症候群』です。
睡眠時無呼吸症候群は呼吸が10秒以上止まる時が何回もあるので、直接的に命に関わる危険な病です。
この病気が肥満の方に多いのは、肥満により舌が分厚くなりそれによって気道が狭くなり結果としていびきや無呼吸に繋がりやすいためです。
さらに無自覚の潜在患者が多く、患者の中には夜間の寝苦しさを感じる人もいますが全く自覚していない人もいるそうです。
他の様々な病気のリスクを高めますし、肥満自体が生活習慣病を招くので一刻も早いダイエットをおすすめします。
糖質制限ダイエットの内容と効果
重大な病気のサインである可能性もあるいびき、その原因が肥満だった場合におすすめされるダイエットの方法として『糖質制限ダイエット』をご紹介します。
糖質制限ダイエットとは文字通り、1日の中で摂取する栄養素のうち、糖質を制限するというものです。
現代人は糖質を多くとりがちなのでそこからこの方法が注目されています。
このダイエット方法はもともと糖尿病の方向けの食事療法の一種として扱われていました。
ここで、糖質制限ダイエットと炭水化物ダイエットは何が違うのかと思われる方もいるかもしれませんが、炭水化物は糖質の他に食物繊維も含んでいます。
その中で食物繊維は従来通り積極的に摂取し、糖質のみ制限するというのが糖質制限ダイエットです。
似たようなことをするダイエットは幾つかあり、ローカーボ・ケトジェニック・アトキンスなどありますが、これらは糖質をどの程度制限するかという点において異なるため、高血糖でお悩みの方は目的に合わせより強く制限しているダイエットを選ぶ、といった工夫は必要でしょう。
そもそもこういったダイエットにおいて糖質を制限しているのは、糖質が血中でぶどう糖に変わり血糖値を上げる効果を持っていて、これを防ぐためです。
さらに、体内で消費されなかったぶどう糖は中性脂肪として貯蓄されてしまいます。
これが肥満の原因の1つになるため、その観点からも糖質の制限を行います。
当然、元々糖尿病の方のようにかなりの高血糖の方を対象に作られた方法ですので、一般の人が同じような強度で長期間行えば逆に命の危険があります。
実際に、既に過去に糖質制限ダイエットを行った人が数年後急死するという事例も発生していますので、行うときはあくまで医師の監修のもとで自分にあった強さで適切な期間行うことが推奨されます。
まとめ
肥満によるいびきは危険な病の可能性もあり危険なため、ダイエットが必要です。
その際、糖質制限ダイエットというものが注目を集めています。
ダイエット効果もさることながら高血糖の改善も見込めます。
とはいえ糖質制限の度合いにも色々ありますので、ご自分にあったダイエットをお選びください。